在宅勤務の椅子選びで最も大事なことを先に言う。ランバーサポート(腰の支え)があるかどうか。 これ1点で、夕方の腰の状態が変わります。
自分はリモートワーク1年目、ダイニングチェアで仕事をしていました。最初の2週間は何とかなる。1ヶ月もすると腰がどんより重くなり、お尻が痛く、夕方には椅子の上でモゾモゾして集中できない。3ヶ月で限界でした。
椅子は「家具」ではなく「仕事道具」。キーボードやモニターと同じくらいパフォーマンスに直結する。予算別に、在宅ワーカー目線で正直に比較していきます。
選び方の5つのチェックポイント
1. ランバーサポート
最重要。人間の腰椎は前にカーブしているが、普通の椅子だと座っているうちにCの字に丸まる。ランバーサポートが腰のカーブを自然にキープしてくれます。高さ調整ができるモデルがベスト。
2. 座面の奥行き・硬さ
浅すぎると太もも裏が浮いてお尻に体重が集中する。深すぎると背もたれに届かない。奥行き調整できるモデルが理想。クッションは硬めが良いんです。柔らかすぎると骨盤が後傾して結局腰に来る。
3. アームレスト
肘が浮いた状態でキーボードを打つと肩に負担がかかる。高さ・前後・左右・角度を調整できる4Dアームレストがベスト。
4. ヘッドレスト
8時間座るなら首の負担を減らすヘッドレストが欲しい。オンライン会議中、頭を預けられるだけで疲れ方が違う。
5. メッシュかクッションか
メッシュは通気性が良く夏場に蒸れにくいんです。クッションは座り心地が柔らかく冬場に冷たくない。年中使うことを考えるとメッシュが人気。
エントリーモデル(〜3万円)
SIHOO M57
- 価格帯: 2万〜2.5万円
- メッシュバック+クッション座面
- ランバーサポート高さ調整・2Dアームレスト・ヘッドレスト付き
- この価格でこの装備はコスパが高い。初めてのワークチェアとして間違いない
- 座面クッションがやや薄め。体重80kg超だと1〜2年でヘタリを感じる可能性あり
HBADA E3
- 価格帯: 1.8万〜2.2万円
- 全身メッシュで通気性抜群。暑がりの人に向いている
- ランバーサポートあり。アームレストの調整幅がやや狭い
- メッシュ座面は好みが分かれる
ニトリ ワークチェア フォリスト
- 価格帯: 2.5万〜3万円
- 実店舗で試座できるのが最大の強み。ニトリ5年保証付き
- ランバーサポートの調整が直感的。組み立ても比較的簡単
- アームレストは上下のみ。ヘッドレストなし
ミドルレンジ(3万〜6万円)
エルゴヒューマン Enjoy
- 価格帯: 5万〜6万円
- フルメッシュ。独立式ランバーサポートが秀逸で、背骨のカーブに沿ってフィットする
- ヘッドレスト・3Dアームレスト付き
- 本体が大きめ。6畳だと存在感がある
COFO Chair Premium
- 価格帯: 4.5万〜5.5万円
- 日本のD2Cブランド。4Dアームレスト、ランバーサポート、ヘッドレスト、座面奥行き調整、ロッキング角度制限とフル装備
- デザインがスタイリッシュでインテリアに馴染む
- 実店舗で試座できる場所が限られる
オカムラ シルフィー
- 価格帯: 5万〜6万円(中古・アウトレット)
- 国内オフィス家具の老舗。座る人の体に合わせてバックカーブが変わるアジャストアーム
- 耐久性は折り紙つき。新品だと7〜8万円台
- ヘッドレストはオプション
ハイエンド(6万円〜)
ハーマンミラー アーロンチェア(リマスタード)
- 価格帯: 14万〜22万円
- ワークチェアの代名詞。12年保証。ポスチャーフィットが腰をしっかり支える。A/B/Cの3サイズ展開
- リセールバリューも高い
- 価格が飛び抜けて高い。座面メッシュは硬めで好みが分かれる
ハーマンミラー エンボディチェア
- 価格帯: 20万〜25万円
- 「座る人の動きに椅子が追従する」コンセプト。同じ姿勢で固まることを防ぐ設計
- 長時間座っても「同じ場所が痛い」が起きにくい
- 20万円超。アームレスト調整幅がアーロンよりやや狭い
オカムラ コンテッサII
- 価格帯: 13万〜18万円
- 大型ヘッドレスト標準装備。アームレストに昇降・リクライニングレバーが集約された「スマートオペレーション」が便利。日本人の体格にフィット
- 存在感が大きい。小さい部屋だと圧迫感がある
予算別ガイド
| 予算 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 〜2万円 | HBADA E3 | 最低限の機能+通気性 |
| 2〜3万円 | SIHOO M57 / ニトリ フォリスト | 機能と価格のバランス。試座したいならニトリ |
| 4〜6万円 | COFO Chair Premium / エルゴヒューマン Enjoy | フルスペック。日常の満足度が高い |
| 6万円〜 | アーロン / コンテッサII | 長期投資。12年保証なら年間1万円ちょっと |
椅子を変えたら、次は「座り方」を変える
どんなに良い椅子でも、「座りっぱなし」の負担はゼロにならない。椅子で姿勢を整えつつ、合間に体を動かす。これで夕方の疲れ方がかなり変わります。
- 腰まわりのストレッチを1時間に1回
- 正しい姿勢のキープ法を意識する
- 予算があれば電動昇降デスクとの組み合わせが最強
「どの椅子がいいか」は体格と好みで答えが変わります。ただし、ダイニングチェアで仕事を続けるのは体への借金が積み上がるということだけは確か。
ランバーサポート付きの椅子に座り替える。まずはそこから。
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