「肩がパンパンだけど、まさかオフィスでヨガマット敷くわけにもいかないし……」
オフィスでも手軽にできるストレッチがあれば、もっと気軽に体をケアできますよね。でも、デスクワークで固まった体をそのまま放置していると、夕方にはもう肩も腰もバキバキ。帰り道にはヘトヘトで何もする気が起きない……なんてことになりがちですよね。
そこで今回は、オフィスで「座ったまま」「立ったまま」さりげなくできるストレッチを15個集めました。周りにバレにくいものからしっかり伸ばすものまで、全部紹介しますね。休憩時間にこっそり試してみてください。
なぜオフィスでストレッチが必要?
デスクワークの姿勢って、体にとってはかなり不自然な状態なんです。肩が前に巻き込まれ、背中が丸まり、首が画面に向かって突き出る。この姿勢を8時間続けたら、筋肉がカチコチに固まるのは当たり前ですよね。
しかも困ったことに、体が固まると集中力もどんどん落ちていきます。「午後になると頭がぼーっとする」「夕方はミスが増える」——それ、もしかしたら体のこわばりが原因かもしれません。
1時間に1回、ほんの30秒〜1分ストレッチするだけで、こわばりがリセットされて、仕事のパフォーマンスも上がります。騙されたと思って試してみてくださいね。
肩・首のストレッチ(5選)
デスクワーカーの大敵、肩と首のこり。画面を見続けていると無意識に肩がキュッと上がって、首が前に出た「カメ首」になりがちです。
① 肩すくめドロップ
やり方: 両肩をグーッと耳に近づけるくらい持ち上げて、3秒キープ。そのあと「ストン!」と一気に脱力して落とす。5回繰り返す。 所要時間: 30秒 手軽さ: ★★★★★(ほぼ気づかれない)
肩に力が入っていることすら気づいていない人が多いんです。一度グッと上げてからストンと落とすと、「うわ、こんなに力入ってたんだ」と驚くはず。会議中にもこっそりできます。
② 首たおしストレッチ
やり方: 右手を頭の左側にそっと添えて、右耳を右肩に近づけるようにゆっくり倒す。左の首すじがじわ〜っと伸びるのを感じたら15秒キープ。反対側も。 所要時間: 40秒 手軽さ: ★★★☆☆(考え事してる風に見える)
首の横側が伸びるのがわかったら、そこでストップ。無理に引っ張らなくて大丈夫です。じんわり心地よい伸びを味わってくださいね。
③ あご引きストレッチ
やり方: 背筋を伸ばして、あごをグッと後ろに引く(二重あごを作るイメージ)。首の後ろ側が伸びるのを感じたら5秒キープ。5回繰り返す。 所要時間: 30秒 手軽さ: ★★★★★(ほぼ動かないので気づかれない)
「スマホ首」の矯正にもなるストレッチ。デスクの前で何度やってもバレません。首の後ろがジーンと伸びる感覚、クセになります。
④ 肩甲骨寄せ
やり方: 両腕を体の横に下ろした状態で、肩甲骨同士をギュッと寄せる(胸を張るイメージ)。5秒キープして脱力。5回繰り返す。 所要時間: 30秒 手軽さ: ★★★★☆(姿勢を正しただけに見える)
背中側でギュッと何かを挟むようなイメージでやると、肩甲骨まわりがゴリゴリほぐれます。丸まった背中がシャキッとして、見た目もよくなる一石二鳥ストレッチです。
⑤ 首回しストレッチ
やり方: 頭を前に倒して、そこからゆーっくり右回りに1周。左回りも1周。急がず、ゆっくり大きな円を描くように。各方向3回ずつ。 所要時間: 1分 手軽さ: ★★☆☆☆(さすがに見られるとストレッチ感あり)
「ゴリゴリ」と音が鳴ることがありますが、痛みがなければ気にしなくて大丈夫。肩甲骨まわりが動いている感覚です。特に後ろに倒すとき、勢いをつけず丁寧に動かすのがポイントです。
※首を後ろに倒す動きは控えめにし、めまいや違和感があったらすぐにやめてください。首に持病がある方は後ろに倒す動きは避けてください。
腰・背中のストレッチ(5選)
座りっぱなしで一番悲鳴を上げるのが腰と背中。「立ち上がるときにイテテ……」となる前にケアしましょう。
⑥ 座ったまま体ひねり
やり方: 椅子に座ったまま、右手で左ひざの外側をつかみ、ゆっくり体をねじる。背骨がじわ〜っと回旋する感覚を味わいながら15秒キープ。反対側も。 所要時間: 40秒 手軽さ: ★★★☆☆(後ろの人に話しかける風に見える)
背中と腰の筋肉がふわっとほぐれて、ため息が出るくらい気持ちいいんです。ひねるときに息をフーッと吐くと、もっと深くねじれます。
⑦ 猫背リセット
やり方: 椅子に座ったまま、両手を膝に置く。息を吐きながら背中をグーッと丸めて(猫のポーズ)、次に息を吸いながらお腹を前に突き出すように反る(牛のポーズ)。交互に5回。 所要時間: 1分 手軽さ: ★★★☆☆(背筋を伸ばしたり丸めたりしてる人)
ヨガの「キャット&カウ」を座ったままバージョンにアレンジ。背骨が1つずつ動く感覚がわかると、もう病みつきです。
⑧ お尻ほぐしストレッチ
やり方: 椅子に座ったまま、右足のくるぶしを左ひざの上に乗せる(4の字にする)。そのまま背筋を伸ばしたまま、ゆっくり上体を前に倒す。右のお尻がグーッと伸びるのを感じたら15秒キープ。反対側も。 所要時間: 40秒 手軽さ: ★★☆☆☆(足を組んでるだけに見えるかも)
デスクワークで固まりやすいお尻の筋肉(梨状筋)が伸びます。腰が重いときにやると、「あ、腰じゃなくてお尻が原因だったんだ」と気づくことも。
⑨ 背中丸めストレッチ
やり方: 椅子に座ったまま、両手を前に組んで、おへそをのぞき込むように背中をグーッと丸める。肩甲骨のあいだが開いていくのを感じたら15秒キープ。 所要時間: 20秒 手軽さ: ★★★☆☆(うつむいてるだけに見える)
背中の上のほう、肩甲骨のあいだがパーッと開く感覚が気持ちいいんです。デスクワークでギュッと縮こまった背中をリリースしてあげてくださいね。
⑩ 腰回しストレッチ
やり方: 椅子に座ったまま、手を腰に当てて、骨盤でゆっくり円を描くように回す。右回し5回、左回し5回。 所要時間: 40秒 手軽さ: ★★★★☆(小さく動けば気づかれにくい)
腰まわりがじんわりポカポカしてきたら、巡りがよくなっているサイン。午後のスランプタイムにぜひ試してみてください。
手首・脚のストレッチ(5選)
キーボードを打ち続ける手首、ずっと曲がったままの脚。忘れがちだけど、ここもケアしてあげてくださいね。
⑪ 手首ぶらぶら
やり方: 両手を前に出して、手首をブラブラブラ〜っと10秒振る。そのあと手首をゆっくり上に反らして5秒、下に曲げて5秒。 所要時間: 30秒 手軽さ: ★★★★☆(タイピングの合間にサッとできる)
キーボードとマウスで酷使した手首のリフレッシュに。特にブラブラ振るのが地味に気持ちいいんです。
⑫ 指ぱっちんストレッチ
やり方: 両手をグーッと握って5秒→パーッと思いっきり開いて5秒。5回繰り返す。開くときに指と指の間をできるだけ広げるのがポイント。 所要時間: 30秒 手軽さ: ★★★★★(デスクの下でもできる)
タイピングで固まった指と手のひらがじわ〜っとほぐれます。「手がこる」って自覚がない人も多いけど、やってみると「あ、固まってた……」と気づくはず。
⑬ ふくらはぎポンプ
やり方: 椅子に座ったまま、かかとを上げてつま先立ち→つま先を上げてかかと立ち、を交互に繰り返す。15回。 所要時間: 30秒 手軽さ: ★★★★★(デスクの下なので完全にステルス)
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれるくらい、全身のめぐりに大切な場所。夕方の足のむくみ対策にもなります。完全にデスクの下でできるので、会議中でも堂々とどうぞ。
⑭ 太もも裏伸ばし
やり方: 椅子に浅く座って、片脚をまっすぐ前に伸ばす。つま先を自分のほうに向けて、太ももの裏がじわ〜っと伸びるのを感じたら15秒キープ。反対側も。 所要時間: 40秒 手軽さ: ★★★☆☆(足を伸ばしているのは見える)
太ももの裏側(ハムストリングス)は座りっぱなしだとギュッと縮んでしまう場所。伸ばすと脚がスッキリ軽くなります。
⑮ 足首ぐるぐる
やり方: デスクの下で、片足ずつ足首をゆっくり回す。右回し10回、左回し10回。 所要時間: 30秒 手軽さ: ★★★★★(完全に見えない)
地味だけど、やるとやらないとでは夕方の脚の疲れが全然ちがいます。足先がじんわり温かくなる感覚、心地よいですよ。
ストレッチを習慣にするコツ
15個も紹介しましたが、「全部やらなきゃ!」と思わないでくださいね。大事なのは、毎日1つでも2つでも続けること。
お気に入りを3つ決める
15個の中から「これ気持ちいい!」と思ったものを3つだけ選んでください。まずはその3つを繰り返すだけでOK。慣れてきたら少しずつ増やしていけばいいんです。
タイミングを決める
「いつやるか」を決めておくのが習慣化の一番のコツ。おすすめは「ポモドーロ休憩のとき」「トイレに立ったとき」「午後3時のコーヒータイム」など、すでにある行動にくっつけること。
同僚を巻き込む
一人だと恥ずかしいストレッチも、二人でやれば「健康意識高いチーム」に早変わり。「最近これやってるんだけど、めっちゃ気持ちいいよ」と軽く誘ってみると、意外と乗ってくれる人がいるかもしれません。
アソビスイッチのカードを使う
「今日はどれやろう?」と迷うのが面倒な人は、アソビスイッチのエクササイズカードがおすすめ。1枚引くだけで今やるべき動きが決まるので、考えるストレスがゼロ。デスクに1セット置いておくと便利ですよ。
アオイ(からだカウンセラー)のひとこと
「オフィスでストレッチするのって、最初はちょっと勇気がいりますよね。でもね、体がラクになると仕事のパフォーマンスも上がるし、周りも『なんかあの人最近調子よさそう』って気づくものです。まずは手軽さ★5のストレッチから始めてみてくださいね(笑)。」
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としています。体に痛みや不調が続く場合は、医療機関を受診してください。





