「今日、誰とも話してない……」 「なんだか一日中モヤモヤしてる……」
在宅勤務を続けていると、こんな気持ちになること、ありませんか?
通勤していた頃は、電車に揺られたり、同僚とちょっと雑談したり、コンビニに寄り道したり。それだけで知らないうちに気分がリセットされていたんですよね。ところがリモートワークになると、その「ちょっとした切り替え」がごっそりなくなってしまう。
ストレスが溜まっているのはわかっているけど、どうすればいいのかわからない。そんなあなたに伝えたいのは、「体を動かすって、ストレス解消の最短ルートかもしれない」ということです。
在宅勤務特有のストレスの正体
「ストレスが溜まってるな」とぼんやり感じていても、何がストレスなのかハッキリしないことって多いですよね。在宅勤務のストレスには、実はいくつかの「正体」があるんです。
孤独感:一人でいるのと、孤独は違う
一人の時間が好きな人でも、「選んだ一人」と「強いられた一人」は全然ちがいます。在宅勤務だと、意図せず一日中誰とも顔を合わせない日が出てきます。Slackやチャットはあるけど、画面越しのコミュニケーションってどうしても温度が伝わりにくい。
ふとした瞬間に「あれ、今日わたし、声を出してないかも」と気づいたとき。それがじわじわとストレスになっているんです。
運動不足:体が動かないと、心も動かない
オフィスに通っていた頃は、駅まで歩いて、階段を上って、ランチに出て……と、意識しなくても1日5,000〜8,000歩くらい動いていました。でも在宅勤務だと、ひどい日は500歩以下なんてことも。
体を動かさないと、筋肉がこわばるだけじゃなく、気持ちもどんよりしやすくなります。「やる気が出ない」「なんとなくだるい」の原因が、実は「体を動かしていないだけ」というケース、すごく多いんです。
オンオフの境界消失:仕事が終わらない感覚
通勤がないのはラクだけど、そのぶん「仕事の終わり」がぼんやりしがち。リビングのテーブルで仕事して、同じ場所でごはんを食べて、同じ場所でテレビを見て……。気づいたら22時にメール見ちゃってた、なんてことありませんか?
「どこからが仕事で、どこからがプライベートか」がわからなくなると、脳がずーっと緊張状態のまま。これ、地味にしんどいストレスです。
体を動かすとストレスが和らぐ理由
「運動がストレスにいいらしい」とはよく聞くけど、なぜなのか。ちょっとだけ仕組みを知っておくと、体を動かすモチベーションになります。
体を動かすと気分がスッキリしたり、イライラが和らいだりしますよね。軽い運動でも気持ちの切り替えにつながるんです。
しかも、特別なハードトレーニングは必要ありません。ゆっくり伸びをしたり、軽く足踏みしたりするだけでもOK。3分くらいの軽い動きでも、体はちゃんと応えてくれます。
もうひとつ大事なのが「意識の切り替え」。仕事でイライラしているとき、頭の中はグルグルと同じことを考え続けていますよね。そこで体を動かすと、意識が「体の感覚」のほうに移るんです。肩がゴリゴリ鳴る感覚、息がハァハァする感覚、じわ〜っと伸びる感覚。その間だけ、頭の中のグルグルが止まる。この切り替えがとっても大きいんです。
イライラしたときの3分エクササイズ
会議でモヤッとしたとき。タスクが山積みで焦っているとき。「もう無理!」と叫びたくなったとき。そんなときこそ、この3分エクササイズを試してみてください。全部やっても3分。1つだけでも大丈夫です。
① 肩グルグル回し(30秒)
両手を肩に置いて、ひじで大きな円を描くように回します。前回し5回、後ろ回し5回。イライラしているとき、肩はギュッと上がって力が入っています。それをグルグル回して「力を抜いていいんだよ」と体に教えてあげる感覚です。肩甲骨がゴリゴリ動く感覚、ちょっとクセになります。
② 全身伸び〜(30秒)
椅子から立ち上がって、両手をバンザイ。天井に向かってグーッと伸びます。つま先立ちになって、指先をできるだけ遠くへ。3秒キープしたら、フッと脱力。3回繰り返しましょう。
縮こまった体がパーッと広がって、深い息が入ってきます。伸びるときに「ふぁ〜」と声を出すとさらにスッキリ。一人の在宅勤務だからこそ、遠慮なく声出せますよね(笑)。
③ その場足踏み(1分)
その場で足踏みをします。太ももを高く上げて、腕もしっかり振って。最初はゆっくり、だんだんスピードアップ。1分間やると、じんわり体が温かくなって、心拍数がちょっと上がります。
ポイントは「ちょっと息が上がるくらい」までやること。デスクワークで固まった全身の巡りがよくなって、頭もシャキッとします。
④ 深呼吸ストレッチ(1分)
椅子に座ったまま、両手を膝の上に置きます。鼻からゆっくり4秒吸って、口からフーッと8秒かけて吐く。吸うときに胸を開いて、吐くときに軽く前かがみになると、呼吸がもっと深くなります。
4〜5回繰り返すだけ。「落ち着け落ち着け」と頭で思うよりも、呼吸で体を落ち着かせるほうがずっと速いんです。イライラのボルテージがスーッと下がっていくのを感じてみてくださいね。
気分転換のミニルーティン(5パターン)
「ストレス解消のために運動!」と構えなくても大丈夫。日常の中にちょこっと挟めるミニルーティンを5つ紹介しますね。気分や状況に合わせて、好きなものを選んでみてください。
パターン1:窓際スタンディング(2分)
パソコンから離れて、窓のそばに立つだけ。外の景色をぼんやり眺めながら、首をゆっくり回したり、肩を上下に動かしたり。「画面から目を離す+立つ+外を見る」のトリプルコンボで、かなりリフレッシュできます。
パターン2:お茶タイムストレッチ(3分)
お茶やコーヒーを淹れるついでに、キッチンでストレッチ。お湯を沸かしている間に、ふくらはぎをグッと伸ばしたり、腰をひねったり。「ながらストレッチ」なら、わざわざ時間を取る必要もなし。
パターン3:音楽1曲ダンス(3〜4分)
好きな曲を1曲かけて、自由に体を動かします。ダンスとかカッコよくなくて全然OK。手を振ったり、体をゆすったり、リズムに乗ってステップ踏んだり。一人だから恥ずかしくないし、終わったあとのスッキリ感がすごいんです。
パターン4:ベランダ深呼吸(1分)
ベランダや玄関先に出て、外の空気を吸うだけ。室内の空気と外の空気って全然ちがいますよね。冬はひんやり、夏はむわっとするけど、その「ちがい」が脳の切り替えスイッチになります。大きく3回深呼吸したら、それだけで気分が変わります。
パターン5:階段往復(2分)
マンションやアパートなら、階段を1〜2往復するだけでも立派な運動。外に出かける気力がなくても、建物の中の階段なら着替えなくてOK。太ももにじわっと効いて、ちょっとした達成感も味わえます。
ストレスを溜めない在宅勤務の工夫
体を動かすことに加えて、在宅勤務そのものの環境を整えることも大切。ストレスを溜めにくい「仕組み」を作っておくと、毎日がだいぶラクになります。
仕事スペースと生活スペースを分ける
物理的に「ここは仕事の場所」「ここはくつろぐ場所」を分けるだけで、オンオフの切り替えがスムーズに。狭い部屋でも、パーテーションを1枚置くとか、仕事のときだけデスクライトをつけるとか、小さな区切りでも十分です。
タイマーで休憩を強制する
「キリがいいところで休もう」と思っていると、永遠に休めません。ポモドーロ・テクニック(25分作業+5分休憩)みたいに、タイマーで強制的に休憩を入れるのがおすすめ。5分休憩のときにさっきの3分エクササイズをやれば、一石二鳥です。
終業儀式を作る
在宅勤務だと「仕事終わり」がなんとなく過ぎてしまいがち。だから、自分だけの「終業儀式」を作ってみてください。パソコンを閉じたらストレッチする。着替える。散歩に出る。なんでもいいんです。「これをやったら仕事は終わり」という合図があると、脳がオフモードに切り替わりやすくなります。
意識的に「声を出す機会」を作る
一日中黙っていると、想像以上にメンタルに響きます。オンラインミーティング以外にも、電話で話す、独り言を言う、歌う(!)など、声を出す機会を意識的に作ってみてくださいね。
アソビスイッチを活用する
ストレスが溜まったときに「何をすればいいかわからない」が一番つらい。アソビスイッチのエクササイズカードなら、カードを引くだけで今やるべき動きが決まります。迷う時間ゼロ。考えなくていいから、ストレスが溜まっているときでもサッと始められます。
アオイ(からだカウンセラー)のひとこと
「ストレスを感じているとき、人は呼吸が浅くなっています。だから、まずは"息を吐く"ことから始めてみてください。フーッと長く吐くだけで、体の力がふわっと抜けていきます。動くのがしんどいときは、深呼吸だけでも大丈夫。自分を追い詰めないのが、一番のストレスケアですよ。」
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としています。体に痛みや不調が続く場合は、医療機関を受診してください。









